Fortran本が増えている?
2009-05-10


科学技術計算のプログラミング言語として開発されたFortranですが,ここ十数年は大型計算機でもC, C++コンパイラを備えている事が多く,狭い分野でも押され気味に見えます.
2000年頃に書店にFortranのテキストを探しに行くと, と,絶版になったソフトバンクの本くらいしか Fortran90 に関するテキストが書店の店頭にありませんでした.Fortran77 のテキストをみると,パンチカードの話が出てきたり,方眼紙のようなプログラムを記述するためのノート(行頭を6文字空けなければいけないから)がついていたりと,恐ろしく前近代的な書籍が店頭に実在していました.
このまま衰退するのかと思いきや,あらためて『Fortran のテキスト禺画像]』ということで検索してみると,沢山の本が出てきます.しかも Intel Visual Fortran の本までもあります.
私が把握している Fortran の規格は,66は使った事が無いので 77, 90/95 あたりまでですが,その後に Fortran 2003 というメジャーバージョンアップがあり,さらに Fortran 2008 なる規格まで発表されています.徐々に Fortran に無くて C/C++ にあるものを取り込んでいるように見えます.今後,どの言語が廃れ,どの言語が生き延びるかは,コードを書く者に取っての死活問題でしょう.
ちなみに私の実用的なプログラミングの経験の量は,
Fortran>>(BASIC)>C, C++≧Java(>>Pascal)
といったところでしょうか.
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