科学技術関連基金の研究課題決定プロセスについての要望提言
2011-02-06


2月1日付で応用物理学会,化学会,生化学会,生物化学学会連合,地球惑星科学連合会,物理学会,薬学会の会長が連名で,
科学技術関連基金の研究課題決定プロセスについての要望提言(PDF)
という文書を出しました.
大見出しを拾い上げると,以下の様なものです. 研究費の内定,交付が遅れると,研究者全てに関わる深刻な問題です.研究費で雇用される研究員,スタッフが大勢居ます.これらの人たちの生活を直撃してしまうのです.また,事業仕分けでも分かる様に,専門家の意見を聞かず,(必要性を分かっていない人を含めた)人たちが予算を削減しています.研究の遅れを取り戻すには,停滞した時間以上の時間を要することは,今までの歴史(例えば日本の航空産業)を見れば明らかです.
平成23年度予算および関連法案の成立が非常に怪しいところなので,研究者にとっては暫く受難の日々が続くのかも知れません.前官房長官が常々発言していた「まさに文化大革命だ.」といえるような知識層の破壊が徐々に進んでいる気がします.
[science]

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