理研でスパコンのシンポジウム
2010-02-14


次世代スーパーコンピューターで揺れる理化学研究所ですが,3月24日に以下の様なシンポジウムが開催されます.

理研におけるスーパーコンピュータの最新動向とHPCにおけるシステム性能評価の今後(理研シンポジウム 2009)

次世代スーパーコンピューターは事業仕分けでやり玉に挙げられ,それに対する反論も凄まじいものがありました.長崎大学の濱田さんたちが2009年のSC09でGordon-Bell賞(価格性能比部門)を受賞しました.彼らの計算機は4000万円弱の制作費ながら,次世代スーパーコンピューターの1/100程度の実効性能を出しました.これを応用すればという意見も見られましたが,この計算機に得意な問題は限られており,一般的な問題にはスピードが出ないか,大変な工夫が必要です.濱田さんたちはアルゴリズムに対する工夫の成果により,十分な性能を発揮できたのです.
計算能力だけでなく,メモリやハードディスクの量も問題です.メモリを分散させると通信のために処理速度が落ちる様な問題もあります.このため分野によっては,スーパーコンピューターが必要なのです.次世代スーパーコンピューターは,何でもかんでもこなせるというところを目指すのではなく,「この辺りの分野では他の計算機では代替手段になり得ない」といういくつかのポイントを押さえる事を目指していれば,もう少し計画がすっきりしたかもしれません.
[science]

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