イギリスの極超音速旅客機構想
2008-08-13


夏休みのまっただ中という事で,夢のようなお話しを一つ.
イギリスとフランスが共同開発したコンコルドは1969年に初飛行し1976年に運用されたものの,定員がわずか100人のために結果としてファーストクラス以上の運賃になり,採算が合わなかった事や,長い滑走路が必要である事,超音速飛行である故の騒音等により,問題点も多かったようです.しまいには大事故のために運航停止となりました.
コンコルドはマッハ2.0でしたが,マッハ5.0で運航しようという驚くべき構想がイギリスにあります.2008年に発表されたReaction Enginesの超音速旅客機A2です.ブリュッセルからシドニーまで4時間40分で到達できるというのですから,凄まじい速さです.(大西洋→アメリカ→太平洋でしょうか)
エンジンは液体水素を使うという事なので,ロケットと同じ原理です.チケットもファーストクラス以上の値段にならないという予想らしいですが,どうなるでしょう.
今年は日英修好通商条約調印150周年にあたるので,UK-JAPAN 2008のイベントで,どこかでこの話が聞けたら楽しそうです.

日本語の解説は以下のところにあります.
イギリス・オーストラリア間を日帰り旅行できる超音速旅客機A2、イギリスの航空宇宙会社が計画発表:Garbagenews.com

[science]

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